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【WGRO】WisdomTreeから出たオニール流ETFの実力・コストは?

先週(2021年6月24日)、WisdomTree社から新しいETFが販売されました。WisdomTree U.S. Growth & Momentum FundというETFです。日本人も好きなオニール流の投資を実践するETFとして、今後注目を浴びそうなので、どういったETFなのか、そして実力はどうなのか?コストはどうなのか?について、解説したいと思います。

コジ男

日本でも好きそうな人が多くいそうなETFだなあ・・・

目次

WisdomTree U.S. Growth & Momentum FundとはどんなETF?

WisdomTree U.S. Growth & Momentum FundとはどのようなETFなのでしょうか。Wisdom Treeによると、「オニール成長指数」の手数料・費用控除前の価格および利回りのパフォーマンスに追随することを目指しているファンドになります。

オニール成長指数とは、ウィリアム・J・オニール氏によって設立されたオニール社が提供している指数になります。WisdomTree U.S. Growth & Momentum Fundは、基本的には以下のような戦略で運営されています。

WGROの基本思想

WisdomTree U.S. Growth & Momentum Fundは基本的には成長投資を行うFundになります。本ETFでは、

  1. 成長サイクルの初期段階にある企業を見極めること。
  2. 多くの成長株が大幅な好業績の後に経験する避けられないドローダウンを回避すること

を、オニール流投資によって実現しようとしています。

オニール流投資では、小幅な戻しの際に成長株へのエントリー・ポイントのタイミングを改善することと、長期化した銘柄の保有を避けることで、アグレッシブな成長株ポートフォリオのアップサイドを捉え、同時に成長投資特有のドローダウンとボラティリティを抑えることを目的としています。

WGROの具体的投資戦略

具体的な銘柄選定方法は以下の通りです。

選定要件対象となる有価証券:普通株式、REIT、トラッキング株式、持株会社、ADR、GDR、EDR
規模:時価総額2億5000万ドル
流動性:3ヶ月間の1日平均出来高が100万ドル以上であること、また、流動性が上位20%以内であること
銘柄選定方法以下の4つのファクターで評価された各社のスコアにより、上位50~100銘柄を選出する。
1) プルバック 2) ボラティリティ 3) データグラフ 4) ホットネス
この4つのファクターで、オニール独自の「データグラフ・レーティング」による企業のファンダメンタルズの強さと、「データグラフ・レーティング」による企業のファンダメンタルズの強さの両方を重視して補完できる。
オニール独自のデータグラフ評価により、企業のファンダメンタルな強みを見つける一方、ホットネス、プルバック、ボラティリティなどのテクニカルな面でも魅力を見つけることで、ファクターを補完することができる。
これらの要素を組み合わせることで、長期的に成長している強力な銘柄の中で、株価が下落し、魅力的なエントリーが可能な銘柄を特定する。また、テクニカルファクターを使用し、長期トレンドから過度に乖離した銘柄を排除することで、米国市場全体と比較してドローダウンリスクを低減する。
加重方法ファクター加重方式で、4つのファクターごとの順位に基づいて構成銘柄の加重を決定します。これにより
その結果、最大のウェイトを持つ会社と最小のウェイトを持つ会社の比率がほぼ等しくなるようなポートフォリオになります。
その結果、最大のウェイトを持つ企業と最小のウェイトを持つ企業の比率が約2:1となり、ほぼ均等なウェイトのポートフォリオとなります。
リコンシャス&リバランスリバランスは毎月第2火曜日の取引終了後に行われます。
出所:WisdomTree

WGROのコストは?

WGROの経費率は0.55%です。アクティブファンドにしては安いかもしれません。

WGROは成長割安株に投資できている?

オニール流投資で成長銘柄を見つける、という思想にそった同ETFですが、その銘柄を見ていくと、割と興味深いことが言えそうです。

WGROの構成銘柄は?

まずは現時点の構成銘柄を見てみましょう。

名称数量ファンドの割合
ROKU:USロク53.0022.84 千2.19
ENPH:USエンフェーズ・エナジー128.0022.45 千2.16
GNRC:USジェネラック・ホールディングス56.0022.18 千2.13
CRWD:USクラウドストライク・ホールディングス86.0021.78 千2.09
BILL:USBill.com Holdings Inc114.0021.60 千2.07
DECK:USデッカーズ・アウトドア56.0021.32 千2.05
PINS:USピンタレスト272.0020.90 千2.01
HUBS:USハブスポット35.0020.38 千1.96
SHAK:USシェイクシャック192.0020.20 千1.94
SNAP:USスナップ298.0020.17 千1.94
出所:Bloomberg

今を時めく銘柄ばかりかと思いきや(もちろんウエイトは大きいですが)、DECKやSHAKなど、ハイグロとはちょっと違う銘柄も紛れ込んでいますね。おそらく定量分析で出てきた銘柄なので、「隠れ成長銘柄」が多く潜んでいる可能性もありますね。TOP10の銘柄構成比は20%超なので、分散は十分に効いていると言えるでしょう。

出所:WisdomTree

一番の構成比が一般消費財になります。(これも以外でした)セクター的には割と偏りがある形になっています。

出所:WisdomTree

NasdaqやSP500との比較です。成長率が高く、割安な銘柄を選んでいるように見えます。ただし、その分利益はあまり重視していないように見えますね。

まとめ:WGROはオニール派注目のETF。隠れ成長銘柄が潜んでいる?

WGROは、一見するとよくわからないETFですが、オニール流のスクリーニングを経た、割安成長株が潜んでいる可能性もあります。特に非ITで成長銘柄を探したい場合は、参考にしても良さそうですね。

一方で定性的なスクリーニングは入っていないので、単独の銘柄を信頼するのは危険かもしれません。

いずれにせよ、流行りの銘柄が多く入っているうえに、経費率も安いので、日本にもすぐに入ってくるかもしれませんね。私は手を出すことはないかもしれませんが、銘柄参考の1つとしてウォッチしておきたいと思います。

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