【30代、40代におすすめ】機能を着るという提案。MXPのTシャツについて語る

ファッションを仕事にしていた期間が長いこともあり、よく、「どういったファッション着ればいいの？」と言われます。ファッション初心者の方が、「ダサく」ならないためのコーディネートは何か、ユニクロ一辺倒な人が脱ユニするにはどうすればいいか、そういうことを中心に紹介しています。

今回は、30代、40代に愛用者が多い、MXPというブランドについて紹介していきます。MXP、少し値段は張るものの、値段に見合う機能性とデザインということで、重宝しています。今回は、MXPの全シリーズの紹介、特徴、お勧めのモデル等についてまとめてみました。

この記事を読むと、

• MXPについての理解が深まる
• なぜ30代、40代にとってMXPがいいかどうかがわかる
• MXPの中でもどれを選べばいいかがわかる

>>>30代、40代の服に対するコスパの考え方をまとめました。

MXPとは？登山と宇宙から生まれたファッションブランド！

MXPは、THE NORTH FACEやHELLY HANSENなどのブランドを保有する「ゴールドウイン」というメーカーが作ったブランドにになっています。

ゴールドウインはもともと登山ウェアの開発を行ってきたメーカーになります。登山着というのは、実はとっても奥が深く、登山向けに生まれた機能というのが、街着に転用されることが多々あります。

ゴールドウインは、登山時に、「匂いが気にならないように（登山は何日もお風呂に入れないことがあります。）」ということを課題として持っていました。そんな課題を解決するために生まれた素材が、このMXPには使われているのです。

さらには、MXPは、宇宙ともつながりがあるのです。宇宙服と登山服には、共通するポイントが多くあると言われています。（宇宙空間でも、何日もお風呂に入ることはできません。）MXPは、JAXAでの研究においても、その消臭性が認められて、「宇宙下着」としても認められるようになったのです。

この機能を都会的でベーシックに落とし込む、というのが、MXPのコンセプトになります。なので、デザインはシンプルながら、機能的で快適、という、まさに大人向けのブランドだと言えるでしょう。

MXPの特徴は？機能性がファッションを快適にする

機能的で都会的、というのが、MXPの特徴ですが、その機能性について、もう少し詳しく見ていきましょう。

MXPの特徴：優れた消臭機能

MXPの特徴は、ブランドの由来でもある、「優れた消臭機能」です。マキシフレッシュプラスという素材を使っているのですが、こちらの素材が、実に機能的に優れているのです。具体的には、

• かつてない消臭力！4リットルの汗も消臭可能
• 消臭スピードも強力！一般的なTシャツの倍程度の消臭スピード
• 雑菌の繁殖を抑制。消臭とともに抗菌機能も
• 繰り返し洗っても効果持続。長期間消臭が続く
• 環境にやさしい、ユーカリの樹が原料に。

と、とにかく消臭機能に強みを持っていることがわかります。汗のにおいや加齢臭が気になる年齢になってくると、この機能が嬉しいことは理解できるのではないでしょうか。

MXPの特徴：シリーズごとに特徴が異なる

もう1つの特徴は、機能に合わせてシリーズを変えている、ということです。たとえば同じTシャツでも、夏に1枚で着たいものと、冬、インナーとして着たいものは違ってきますよね。MXPは、そういった用途や機能に合わせて、7種類もの素材を開発（※2022年1月現在）しており、用途や機能に合わせて選ぶことが可能なのです。

MXPでおすすめのシリーズは？全シリーズ徹底比較

では、MXPにはどういったシリーズがあるのか、今販売されている全シリーズを紹介します。

FIRE DRY（ファインドライ）

FINE DRYはMXPの中でも最もベーシックなラインです。マイクロファイバーの肌触りの滑らかさと、ドライタッチな快適な着心地を併せ持つシリーズです。地厚ではないですが、ギリギリアウターとして1枚で着れるくらいの厚さはあります。植物由来の繊維を使っていることも特徴でしょう。私はロングスリーブを大きめで着るのが好きです。部屋着にもいいですね。

FIRE DRY WOVEN（ファインドライウーブン）

FIRE DRY WOVENは、MXPの中でも唯一の織物（他はすべてニットです。）素材になります。織物というのは、通常コットンであれば、固くパリッとなって、ともすると着心地があまり良くないのですが、これは消臭機能を持つ糸と、化学繊維をうまく組み合わせて、消臭機能と、高いストレッチ性を実現しています。オックスフォードはオックスフォードだと思えないストレッチ性で、カジュアルにシャツを着たい人なんかにおススメです。

SMOOTH COMFORT（スムースコンフォート）

個人的に一番おすすめしたい素材です。適度な光沢感とハリ感があり、一枚で着るならこれが一番いいと思います。密度高く織られているので、薄手でありながら適度な重さがあり、ちょっと大きめに切るととても今っぽいです。細かな繊維を落として、黒や青がキレイに出るようにしているのも特徴です。オールシーズン着ることができるアイテムです。

MEDIUM/DRY JERSEY（ミディアム ドライ ジャージー）

半袖で最も推したいシリーズがこちらです。ドライタッチの素材を使いながら、やや厚手に作られたカットソーになります。やや厚手のため、インナーというよりは一枚で着用しやすい厚さになっています。夏なんかは、これ1枚でさらっと着るのがオシャレで、かつ機能的なのではないでしょうか。ドライタッチなので冬よりは断然夏向けです。シルエットもややワイドで、30代、40代にちょうどよいです。

LUXCELL WARM（リュクセル ウォーム）

ここから先はあったか素材を使ったものになります。あったか素材と言っても、ヒートテックなどに比べると保温性はあまり感じないな…というのが個人的な感想です。とはいえ僕はヒートテックは暑すぎて苦手なので、これくらいがよい、という人もいるでしょう。ヒートテックよりは断然デザインはいいですし、1枚でも着れます。

このLUXCELL WARMは、薄手でわりとあたたかいので、11月とか3~4月に活躍するアイテムですね。着心地も非常に良いです。あったか素材と防臭機能が同居しているというのは割と珍しいですが、部屋の中だと暖房で汗をかいてしまうおじさんにはおすすめかもしれません。

LIGHT/WORM SWEAT（ライト ウォーム スウェット）

ライトウォームスウェットも、あったか素材を使ったものになります。スウェットの割には生地にしっかりハリ感があって、個人的にはとても好きです。パーカーやスウェットなので、基本は下着ではなくてトップスになります。1枚で着るのもおすすめです。個人的にはパーカーでこの厚さだとフードの立ちが悪いので、大きめサイズでスウェットを着るのがおすすめですね。

HEAVY/WORM SWEAT（ヘヴィ ウォーム スウェット）

ヘヴィウォームスウェットは、厚手のスウェットになります。素材自体には保温効果はないものの、裏起毛仕上げとなっていることで、洋服全体で温かくなるような仕様になっています。厚手のスウェットが好きな人にはお勧めです。もちろん防臭機能はしっかりとあります。

おすすめのシリーズはどれ？すべてのシリーズを徹底比較

ここですべてのシリーズについて、改めて整理してみましょう。

タイトル	FINE DRY	FINE DRY WOVEN	SMOOTH COMFORT	MEDIUM/DRY JERASY	LUXCELL WARM	LIGHT/WARM SWEAT
防臭機能	◎	◎	◎	◎	◎	◎
吸水速乾	〇		〇
ドライタッチ		〇	〇	〇
遠赤保温機能					〇	〇
静電気防止					〇	〇
イチオシ！	〇		◎	〇		〇
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個人的には、街で着るならSMOOTH CONFORT、春夏ならMEDIUM/DRY JERASYがオススメですね。本当に消臭（匂いが気になる）なら、FINE DRYもありかな？っていうのが正直な感想です。LUXCELL WARMはヒートテックで良いかな…って思いました。（ちなみにこの6シリーズはすべて試着済みです。）

MXPは30代、40代におすすめの消臭シャツ。ぜひ試してみて。

MXPは、登山と宇宙用のウェアから生まれたこともあり、その消臭機能は抜群です。夏の汗臭さや、加齢臭などに悩んでいる人には、ぴったりのアイテムかもしれません。

シリーズごとに特徴が違うので、もし気になるようでしたら、まずはいくつかPick Upして、試してみるのもいいかもしれません。（Amazonなら無料で返品できます。）トップスで、少し値が張っても機能的で快適で過ごしたい、というのであれば、ぜひ検討してみるとよいでしょう。

それではごきげんよう。

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